薪ストーブの回りで家族団欒の家

熊本県内でも冬場の冷え込みが厳しい地域で、かつこれまで住まわれていた建物が築100年以上経過した古民家だったため、家づくりにあたってお施主様からいただいたご要望は「とにかく冬寒くないこと」そして「薪ストーブを設置すること」という2点でした。

寄合や親族の集まりなど、人の集まる機会が多くなる事情があるため、かなりオープンな間取りを採用していますが、断熱性能の確保とパッシブデザインを採り入れることで冬でも暖かい(薪ストーブ1台で家中の暖かさが確保できる)住まいが出来上がりました。

建築の背景

[きっかけ] ご自身の好みとの合致 実際に素材をその目でご覧いただいて…

もともとはそれまで住まわれていた古民家のリフォームをするか、建替えるかのご相談をいただいていたのですが、熊本地震でもとの住まいが被災し建替えで話を進めることになりました。

夏場は熊本でも比較的涼しい地域ですが、冬場は頻繁に降雪があるなど熊本県内でも寒さが厳しく、しかも以前の建物は築100年以上の古民家だったため、とにかく家の中でも寒さにふるえる生活を送っておられました。もともと自然素材に興味をもっておられたお施主さまですが、実際の完成した建物で珪藻土やセルローズファイバー等をご覧になられてご決断いただきました。

[こだわり] パッシブデザインは快適さだけでなく…

「夏場は比較的涼しいといってもそれなりの暑さはあります、また冬場も薪ストーブをずっとつけておくのも薪がもったいない……そこで、風が通りやすく、日の光・暖かさを出来るだけ利用するパッシブデザインが活きてきます。

更に、こちらの住まいではそのプランニングによって配置された窓からは阿蘇外輪山やお庭の桜などお住まいになられる方の目を楽しませてくれる風景が自然と目に入ってくるようになっているのです……。

[こだわり] 「こだわり=楽しみ」かもしれません…

「暖房機能」はもちろんですが、「炎の揺らめきを見て楽しむ、心を癒される」ということを求める方は多いようで、お施主様もその一人です。

「薪ストーブを住まいの中心に据える」「薪ストーブの回りに人が集まる」ということを念頭においてプランニングを行っています。

[家づくり] 「生活スタイルは大きくは変わらない…

古民家から最新の新築住宅へと住まいは大きく変わりましたが、生活スタイルが大きく変わったわけではありません。

例えば、近所の方がふらりと訪れて縁側でお茶を飲み、おしゃべりをする……というようなことが変わらず出来るように同じような形でウッドデッキを作成したり、元の建物での営みが大きく変わらないようなパーツを各所に散りばめています。

こだわりのポイント

洋室への変更が可能な和室

ご両親のお部屋は置き畳を設置し和室として使用していますが生活スタイルの変化に合わせて畳を撤去し洋室としても使用可能なようにしています。また収納の扉は引戸することで置き畳を設置しても抵触しないようにしています。

普段はあまり使わないけれど……

普段はあまり使用しないメインの和室ですが、寄合や親族の集まりなどを考えると設けないわけにはいきませんでした。

そこで普段はリビングダイニングの延長としてプランニングしています。

家族の健康を考えてオールアースを採用

メーカーにお勤めのお施主様は仕事柄、電磁波に関心が高く家族の健康を考慮して住まいの電磁波対策を行っています。

自然素材の利用

調湿などの快適性はもちろんですが、周辺地域の環境との調和を考慮して自然素材を使った家づくりを行っています。