実家

こんにちは、アドバイザーの土谷です。

父親の腕時計、母親の着物や貴金属など親から子へ譲り渡されたものの話をよく耳にします。そんな中、私たちの立場から出来れば引き継いで欲しいものがあります。言うまでもなく「家」です。

 

もちろん新築時にどれくらいコストをかけて、どんな建て方をしたのか?ということに影響を受けますが、近年推奨されているように、基礎構造が強化され(耐震等を含む)、断熱性能が向上し、建物の耐久性が向上しています。それによって長い年月が経過しても、一定のメンテナンスを行えば以前の建物と比較しても建物を維持していくことが可能になり、「次の世代に引き継ぎやすくなっている」と言えると思います。

 

近年ご自宅(正確に言えば「ご実家」)のリフォーム(場合によってはリノベーション)のご相談をいただく機会が増えました。コスト的な理由もありますが、やはり「思い入れのある実家を何かしらの形で残したい」という思いを皆さんお持ちのようです。

ただ、建築された時期、仕様設備、そしてメンテナンスの状況によってコストがかかりすぎ、建替えを選択せざるを得ない場合が多々あります。

私自身は自身の都合上、実家とは別に住宅を取得しましたが、実際に「実家を建替えたら…」ということを考えてみても現実的にとらえることが出来ません。お金や都合の問題ではなく、気持ちの問題としてです。「これが思い入れなんだ…」と実感させられます。

 

「家を建てる」ということにはいろんな意義があると思います。「家賃の無駄からの脱却」「社会的な信用」「資産の形成」「自分で自由にできる住空間の取得」「自分の送りたい生活空間の形成」など…そんな中に「子供に対して実家というものを作る」という意義があると個人的に思っています。

お施主様自身にもそうですが、そこで育ったお子様に「ずっと維持していきたい」と思ってもらえる「実家」をご提供できたらいいな思います。