こんにちは!設計チーム林田です。
今回は和紙の壁紙についてご紹介します。
吉安建設では調湿の目的から、主にセルローズファイバーや珪藻土をお客様にご提案していますが
これらは決して安いものではありません。
ご予算が合わない場合、2階の居室や廊下などで調整されるお客様が多いですが
そこでも自然素材を使用することをお勧めします。
まず吉安建設のコンセプトではビニールクロスを使用することは基本NGです。
ビニールクロスのメリットは新築時の美しさ、手入れが容易、コストパフォーマンスですが
時間が経過すれば、汚れも目立ちますし、リフォームする場合の手間もかかります。
また新建材ですので科学物質の発生量も多く、調湿といった機能もありません。
そこで吉安建設がご提案する材料は土佐和紙です。
土佐和紙は珪藻土に比べると安価で、原料はケナフ、木材パルプ等の天然素材ですので
調湿効果があり、有害物質もありません。
また紙なのでビニールクロスとは違い時間が経つにつて風合いが出ます。
照明の明かりも柔らかく感じ、手触りも良いです。
性能にも優れ、空間を演出できるお勧めの壁紙です。
しかし土佐和紙にもデメリットがあります。
素材が紙であるために、水廻りは使用することができません。
またクロスより耐久性に劣りますので場合によっては破れることもあり
手入れや掃除はクロスに比べると手間がかかるかもしれません。
ですが和紙の場合重ね貼りすることができますので破れたヵ所を小さく切った壁紙で補修すると
これはこれでかっこいいですね。
ゲストを迎えるスペース(和室など)で使用すると非日常的な空間を演出してくれます。
使い方も多種多様で
「長嶺の家」は襖に土佐和紙を使用しています。
「合志の家」でも2階寝室に土佐和紙を使用していますので
現場日記でご紹介したいと思います。
土佐和紙壁紙を製造されている㈲ハウスシステムさんのHPでも
吉安建設の家づくりを広げて頂いています。
㈲ハウスシステム
http://www.tosawashi.com/index.html
アドバイザー、設計者と打合せしていく中で最適な素材をご提案させて頂きます。