こんにちは、アドバイザーの土谷です。やっと季節にふさわしい寒さが
やってきた、という感じでしょうか?北海道は大変みたいですが、雪の
なかったスキー場の方は一安心でしょうか?
この季節になると暖房費が気になり始めます。ニュースでも、今月前
半の灯油の売り上げは例年の10分の1程だったのが、今週くらいから
例年のレベルに戻ってきていると伝えていました。
さて、光熱費もさることながら、暖房に関連して問題になるのが「ヒート
ショック」と風邪・インフルエンザなどの「ウィルス」について
今回は「ヒートショック」に関して触れてみたいと思います。
一般的に「ヒートショック」については「お風呂に入る時」に「暖かいところ
→寒いところ→(浴槽内の)暖かいところ」へ移動することで、血管が収縮
し、意識を失うもの、ですが、「ヒートショック」とは少し違うものの、「温度
変化」と「血圧の急激変化」によって、「脳梗塞」などが起こるのもこの季
節です。
後者に関しては、「暖かいところ→寒いところ」への移動によって生じる
もので、リビングなどの「暖かい部屋」から廊下など「寒い空間」に移動
したり、トイレなどで夜中起き出す時に、布団の中の「暖かい空間」から
布団の外の「寒い空間」に出た時に急激な血圧上昇が生じることで発生
します。
解決策としては提唱されているのが、「家全体を暖かくする」ということ。
また「温度差を小さくする」という考え方も大事ですね。
最近は2020年基準などで建物全体の断熱の度合いが上昇していて、
普段の室内温度はそれなりに保たれているものの、プランや仕様によって
はまだまだ不十分なところもあります。
温度設定そのものもそうですが、建物内の空気循環や、湿度調整などと
併せて、リビングダイニングや個室単位の暖房効率を重視するばかりで
なく、廊下等にも気を配ることも大事な視点です。
若い間は大きな問題にならなくても、住宅はずっと歳をとってからも住むもの
ですから、今若くてもいずれ直面する問題です。
「他人事」ではなく、「いずれ自分にも関係すること」として頭の片隅にでも置
いておいていただければ…